内閣府の調査で、新型コロナ感染拡大前に比べ、「家族の重要性をより意識するようになった」49.9%、テレワーク経験者に至っては「仕事より生活を重視すると考えるようになった」64.2%と、全国1万128人の男女が回答した。その一方で、家事の負担が増えた、四六時中一緒にいることでストレスがたまる、などの声も報道されている。このギャップを埋めるのが本書である。ウイルスという見えない不安と共存して生きる新しい生活の中で、どうすれば心豊かで幸せな精神状態を得られるのか。「幸福学」の日本の第一人者である著者が、ウィズ・コロナ、アフター・コロナ時代に「家族という集合体」が幸せになるための実践的な行動・考え方を語る。