あらすじ遺されたのは借財、託されたのは店の再建急逝した父が遺したのは借財まみれの小さな艾屋(もぐさや)。再建を志した文吉は、荒波を乗り越え立派な商人へとなれるのか。薬種問屋に奉公していた文吉は、父が急逝し、家業の艾屋を継ぐ事となった。形見は古い店と十両を超す借財。文吉は店を再興しようと決意するが、艾売りだけでは金は返せそうにない。しかも、借金の形(かた)に己の命までもかけられてしまい――。絶体絶命の返済期限が迫る中、文吉に一発逆転の策はあるのか?書き下ろし新シリーズ、第一弾!