人の想いを喰らうという物の怪・覚。
覚は現れる、人々の想いが渦巻く場所に。
そして、将棋を通じ、極限を生きる人々の想いに触れる。
政府軍と反政府軍が対立し、混迷を極めるアフリカ某国で
傭兵部隊の隊長として生きる日系米国人。
人ならざる者が跋扈し、鬼の存在が人々を苦しめる
平安の京で、臆病者のレッテルを貼られた随身。
天下分け目の関ヶ原で、西と東に分かれて戦うことに
なってしまった小国の武将二人。
覚に出会い、彼らが見るものは!?
ここから読んでも面白い、オムニバス作品3編を収録。
歴史好きにも、将棋好きにも読んでもらいたい一冊です。