世論と政策のキーマンをどう操り、反対者を沈黙させるのか? おそるべき影響力工作の全貌が白日の下にさらされる、禁断の書。原著は大手出版社Aleen&Unwinと出版契約を結んでいたが刊行中止、その後も2社から断られた。「(本書の)販売中止を決めた自粛は自己検閲だ」(フィナンシャル・タイムズ)と物議をかもし、中国共産党の海外工作ネットワークをすべて実名入りで解明した、執念の本格研究、ついに全訳完成!「世界各国のモデルになるのでは」とされる、ターンブル政権の外国人・企業からの献金禁止の法制化や「スパイ活動」の定義拡大の動きに本書が先鞭をつけた。「中国による浸透工作が半ば完了しつつあった時、強烈なウェイクアップコールとなったのが、ハミルトン教授による本書「サイレント・インベージョン」である。本書はオーストラリアを変え、アメリカにも大きな影響を与えた。」(監訳者解説より)