「色気の魔術師」との異名を持つ、異能の大型新人・加賀やっこ。 そんな加賀やっこが、デビューから2年目にして初めて挑む初連載が、なんと初めての巻数もの=第1巻としてついに発売される。 作家の加賀やっこ自身が長年こよなく愛する「弓道」を題材に、いつにも増して、歪んだ愛、究極のフェティシズムパワーを炸裂させて、渾身の思いで描きまくる。 この独特の濃密すぎる”やっこ世界(ワールド)”にハマったら最後、やみつきになること間違いなし。 「俺は先輩のこと ずっと見てましたよ この人 エロイなー・・・って・・・」 中学からの6年間を弓道に捧げてきた、岸本杏(あん)。 弓道部の部長は務めているものの、結局、満足の行く結果も残せないまま 高校三年生で挑んだ夏の大会が終わってしまう。 次期部長は、後輩の三神曜太(ようた)。 普段からほとんど練習もしないのに、入部した当初から 天才ぶりを見せつけ、大会でもいとも簡単に優勝してしまった三神に 複雑な思いを抱える杏。 そして、杏はついに引退を決意し、三神に部長の任を 引き継ぐことに。 だが、それを知った三神は、杏に”あるお願い”をしてきて・・・!? ちょっと変態(?)落語よみきり「出来心」も同時収録。