あらすじ芥川賞候補作島清恋愛文学賞受賞作死ぬなら、がんがいいな。がん大国日本で、医者との付き合い方を考える病院小説!ある日、サンドウィッチ屋を営む妻が末期がんと診断された。夫は仕事をしながら、看護のため病院へ通い詰めている。病室を訪れるのは、妻の両親、仕事仲間、医療従事者たち。医者が用意した人生ではなく、妻自身の人生をまっとうしてほしい――がん患者が最期まで社会人でいられるのかを問う、新しい病院小説。解説・豊崎由美※この電子書籍は2016年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。