俺のロイは、いつも俺を夢中にさせる城の元従僕ロイは獣人王ゼクシリアに見初められ、王妃として母として幸せな日々。いつもどおり溺愛されていたけれど、あの「奇跡」が再び起き!?「可愛い、ロイ」――城の元従僕ロイは獣人の国の王ゼクシリアに見初められ、王妃として幸せな日々を送っていた。獣人の運命だという番の、とりわけ同性同士から生まれる奇跡の子「宝玉」にも恵まれた。そうしてゼクシリアに熱く執拗に求められ、昼日中から身も心も満たされていたその折、第二子懐妊が判明する! 歴史上、宝玉をふたり生んだ記録はない。ロイの安全のためと奔走するゼクシリアに支えられ心穏やかに過ごすロイだったが、長男のロアール(3)が「つがい、みつけた。つれていく」と伝言を…?