ある日、肝細胞がんなる病名を突然告げられ、がーんとなった東海林さん。約40日間にわたる「初体験入院日記」。手術に、病院生活、その後の治療などを振り返る。ほか、「粉もん大好き」「ミリメシはおいしい」「流行語大研究」「初詣はおねだりである」「そうだ、蕎麦食いに行こう」「ガングロを揚げる」など。新井平伊医師(認知症専門医)との対談「認知症時代の“明るい老人哲学”」、南伸坊氏・伊藤理佐氏との座談会「雑誌って面白い!」、岸本佐知子氏(翻訳家)との対談「オリンピック撲滅派宣言『スポーツって、醜いよね?』」の3本も収録。解説は池内紀氏(ドイツ文学者・エッセイスト)。『オール讀物』連載〈男の分別学〉を改題。※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。