なぜアメリカは解禁に踏み切ったのか?バブル前夜のマリファナ・ビジネスの最前線を追う。2014年、全米で初めてコロラド州で嗜好目的のマリファナ使用が合法化された。これを潮目に業界は急成長。マリファナ観光から栽培学校まで誕生、関連株は「ビットコイン並」に急騰し、シリコンバレーの超エリートやセレブが続々参入するなどマリファナ・ビジネスは4兆円の巨大市場「グリーン・ラッシュ」となった。連邦政府が“悪”とこだわり、長い間非合法ドラッグとして扱われてきたマリファナがなぜ世界市場を席巻するほどのムーブメント化したのか?合法化にいたるまでのアメリカの歴史と解禁後のいまを追うとガン、エイズ、緑内障などの医療使用解禁派の存在や、政治家の思惑、リーマン・ショックによる行政の財政難も見てきた――。日本人の知らないアメリカのマリファナ事情を解き明かす前代未聞のノンフィクション。第一章 マリファナ・ロードマップ第二章 なぜアメリカはマリファナを解禁するのか第三章 もしも自分が患者だったら