あらすじ日本文学を代表する天才作家の名作11篇!没落貴族の家庭を背景に、滅びゆく高貴な美を描く「斜陽」。太宰文学の総決算ともいうべき、小説化された自画像「人間失格」。ふたりの若者の信頼と友情を力強く表現した「走れメロス」。家族の幸福を願いながら自らの手で崩壊させる苦悩を描き、命日の呼び名となった「桜桃」など、11篇を収める。奥野健男氏のくわしい年譜、臼井吉見氏のこまやかな作品案内と作家評伝付き。<収録作品>斜陽人間失格ダス・ゲマイネ満願富嶽百景葉桜と魔笛駈込み訴え走れメロストカトントンヴィヨンの妻桜桃