<目次より>第一章 中国とは何者か――清朝から中華帝国へ(序)はじめに(一) 清朝は同君連合国家であり、中華帝国ではない(二) 太平天国と阿片戦争(三) 清は海防より塞防を重視した(四) 日清戦争はすべてを変えた(五) 日清戦争は、清に日本への模倣と憤怒を与えた(六) 朝鮮朝も西欧に学べなかった(七) 王冠は敗戦を生き延びられない(ハロルド・ラスキ)(八) 義和団の乱――清朝崩壊の産婆役(九) 辛亥革命(十) 中国国民党と北伐(十一)上海クーデタから長征へ(十二)北伐成る(十三)国体と済南事件(十四)満州国をどう考えるか(その一)(十五)満州国をどう考えるか(その二)第二章 中華人民共和国(序) 剣とペン(一) 中国国盗り物語り(その一)――人民解放軍の幼児体験(二) 中国国盗り物語り(その二)――人民解放軍は決戦を回避する(三) 中国国盗り物語り(その三)――人民解放軍は軍閥の寄せ集め(四) ゲマインデと粛清と(五) 毛沢東の精神分析(その一)(六) 毛沢東の精神分析(その二)(七) 毛沢東の精神分析(その三)(八) 毛沢東の戦争戦略(九) 胡適の「日本切腹、中国介錯論」(十) 四つ巴の国際関係(十一)諸外国の中国介入(十二)日本の撤退(十三)金門島での反撃(根本博の奮闘)(十四)蒋介石(その一)(十五)蒋介石(その二)(十六)蒋介石(その三)第三章 毛(マオ)の戦争、毛(マオ)の内乱(一)国民国家への道(二)中華民族なるフィクション(三)戦争と内乱と(四)朝鮮戦争(その一)(五)朝鮮戦争(その二)(六)台湾海峡戦争(七)毛沢東の失政(八)チベット蜂起、そして中印戦争(九)文化大革命(その一)(十)文化大革命(その二)(十一)ソビエトとの確執(その一)(十二)ソビエトとの確執(その二)第四章 中国第二革命――中国はヌエ国家になった(一) 周恩来の死――第一次天安門事件(二) 四人組の最後(三) 鄧小平の勝利(四) 共産党独裁下の改革開放(五) 経済特区(六) 天安門の虐殺(七) 南巡講話(八) 先富論の行き着く果て(九) 宗教の林立と社会規範の喪失(十) 鄧小平以後――江沢民(その一)(十一)鄧小平以後――江沢民(その二)(十二)鄧小平以後――胡錦涛(その一)(十三)鄧小平以後――胡錦涛(その二)第五章 中国の現代、そして近未来(一) 毛沢東の誤解(二) 一帯一路(その一)(三) 一帯一路(その二)(四) 一帯一路(その三)(五) 一帯一路(その四)(六) 帝国の衛星国(その一)(七) 帝国の衛星国(その二)(八) 中国の人民支配(九) 中国の社会経済状況(その一)(十) 中国の社会経済状況(その二)(十一)中国の未来(その一)(十二)中国の未来(その二)(十三)中国の未来(その三)(十四)生態系の破壊(十五)冷戦は終了していなかった――アメリカの気付き(十六)対立の構図――大陸国家と海洋国家(十七)戦いの構図――中国の場合(十八)日本の存立基盤(十九)現代日本と第二次大戦の総括(二十)地政学的に見た中国の終焉【著者略歴】小滝透(こたき とおる)1948年京都生まれ。ノンフィクション作家。京都市立紫野高校卒業。金沢大学法文学部中退。サウジアラビア・リヤード大学文学部アラビック・インスチチュート卒業。宗教・文化・歴史等幅広い分野で活躍。