あらすじ診療所に、古川という見慣れない老人がやって来た。彼は末期癌であることを自分でわかっていて、島に死ぬためにやってきたという。古川には、古志木島を死に場所に選んだ理由があった。それは、彼が41年前、この島の診療所の医者だったからだ。人生の出発点だった古志木島で、最後の時を過ごそうと、この島へやってきたのだった。コトーは彼の命をわずかでも延ばそうと、手術を試みるが…