『チーム・バチスタの栄光』でお馴染みの面々が、メスの代わりに竹刀で鎬を削る。医療ミステリーの旗手が放つ鮮烈な青春小説!1988年、バブル真っ盛りの頃。いずれ医療の世界で悪戦苦闘する医学生も最初は医学の素人で、普通の大学生のようにサークル活動に部活に励んでいた、そんな時代。桜宮・東城大剣道部の猛虎・速水晃一と天下の官僚養成大学、東京・帝華大の臥龍・清川吾郎もまだ医学生で、剣道部員だった。医学部剣道部の象徴的大会「東日本医科学生体育大会」(東医体)。この大会の覇者は将来、外科の世界で大成するという言い伝えがあった。優勝校に送られる「医鷲旗」をめぐって、速水と清川による伝説の闘いが繰り広げられる。解説・國松孝次(元警察庁長官)【電子特典】全電子版共通の「あとがき」、付録(「海堂尊・全著作リスト」「作品相関図」など)のほかに、本書には以下の文章を収録。電子版あとがき 『ひかりの剣』【関連小文】1 「ジェネラル・ルージュの伝説」自作解説より『ひかりの剣』【関連小文】2 「夢はいつか叶う」【関連小文】4 「すべては剣道場から始まった。」【関連小文】5 「大学道場で剣道 体にたたきこむ」