クリープハイプ尾崎世界観、慟哭の初小説!「尾崎祐介」が「尾崎世界観」になるまで。書下ろしのスピンオフ短篇「字慰(じい)」を文庫版で初収録。「俺は俺を殴ってやろうと思ったけれど、どう殴っていいのかがわからない。」スーパーでアルバイトをしながらいつかのスポットライトを夢見る売れないバンドマン。恋をした相手はピンサロ嬢。どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てに見つけたものは――。人気ロックバンド「クリープハイプ」のフロントマン尾崎世界観、渾身の初小説。「祐介」の世界からスピンオフした「字慰」は、著者最新の書き下ろし作品です。解説は『コンビニ人間』が世界的高評価の芥川賞作家、村田沙耶香さん。たったひとりのあなたを救う物語。