あらすじ郵便配達員・平本秋宏は今日もみつばの町で小さな物語を拾いあげる。手紙の届け先に別人が住んでいたことからわかる親子の心、道に落ちていた帽子からたどる忘れ得ぬ思い出、局に見学に来た中学生から教えてもらった歳月の意味。託された手紙を届けるため、町を走り続けてきた秋宏の胸に今、みつばの街が愛しく息づく。心優しきポストマンの物語、ついに完結。