あらすじ本邦の博物学、生物学の草分け、知の巨人にして奇人南方熊楠の生涯を同郷の著者が描き切る!南方熊楠は慶応三年、和歌山の金物商・南方弥兵衛の次男に生まれた。日本一のエリート校であった大学予備門に入学したが、型破りの性格は大学になじまず退学。以後、渡米、南米放浪、英国での学究生活を経て、郷里和歌山で独学で研究に没頭した。奇行・博覧強記と背中合わせの孤独。巨人の全体像に同郷の著者が迫った大河巨編。