あらすじ海辺の町のパン屋の息子・芳生は、避暑で別荘を訪れた大手ホテルの御曹司・美埜里に出会う。厳格な家庭に育ち、甘い物を禁じられているという美埜里。素朴で優しい芳生は、欲しがるまま甘いカップケーキを食べさせた。「僕、世界で一番芳生さんが好き。僕のこと嫌い?」清純で砂糖菓子のような美埜里が可愛くて堪らなかった。身分違いの恋に苦悩しながらも、芳生は甘く優しく美埜里を愛した。――それから五年。芳生は東京のホテルでシェフになり蜜月を過ごしていたが、美埜里に見合いの話が持ち上がり――!?