あらすじ一切衆生を救おうという阿弥陀の誓願と、専修念仏による往生の道を諸国で説く親鸞。自らの往生の日まで、一心に信じる道を突き進んだ生涯と人間像を、熱心な門徒である著者・津本陽が描く。多くの資料を渉猟し、親鸞寓話の成立を明らかにしつつ、歴史小説の面白さで教義の源流にせまった新しい聖人伝。