あらすじわずか半日で決着をみた関ヶ原の戦い。大阪城に入った家康は、今や恐れる者のない覇者となっていた。慶長八年、征夷大将軍に補する旨の詔勅が伏見城にもたらされ、名実とともに武家の棟梁の座に就いた家康は、まず江戸市街の大築造工事に着手する。二年後、家康は将軍の座を秀忠に継職し、念願の豊臣家打倒を画策するのだった。