あらすじある朝、ルリ子を起こしにいったらベビーベッドはカラだった。窓から誰かに連れ去られたのか……。自分を責めて探し回る母親は、度々家に遊びに来る女子高校生の存在に思い至る。しかし、彼女は学校を無断欠席しており、見つかったときには――。(表題作) 愛する我が子へ、様々な思いに翻弄される母親たちの姿を描いたミステリー短編傑作集。