あらすじ大学生の天崎悟は、家出した妹の帰りを待っている。ある日、家に見知らぬ老婆がやってきた。何を聞いても判然としなかった。その後、妹が見つかる。虫に食い殺され、血が黄色くなった異様な遺体となっていた。宗教団体の施設で見つかった遺体と同じだ。この虫はなんなのだ? どうやって感染したのか。治療法は? 第19回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。