混迷を極める相撲界に喝!天下の奇書『大相撲殺人事件』の続編が電子オリジナルで登場です。「立会いの瞬間に爆死する力士」「頭のない前頭」「1年間で幕内力士の40パーセントが死亡」などなど、驚愕の展開で芥川賞作家・奥泉光氏をはじめとする読者の度肝を抜いた本格相撲ミステリーの最新短篇が電子版で登場。紙相撲の進化版のようなゲームで博打をしていた男が殺された。容疑者は彼の部屋に集まって博打に興じていた面々。殺された男には八百長疑惑がかけられていたのだ。炬燵机につっぷしていた男の死体は、右手の指が文庫本『大相撲殺人事件』の表紙に乗っていた。はたしてこれはダイイング・メッセージなのか? 御前山の推理やいかに!?