昭和史研究家・半藤一利氏と、ベストセラー作家の宮部みゆき氏が、「日本を変えた昭和の10大事件」を選ぶ、昭和史回顧本の決定版。 『日本のいちばん長い日』『昭和史』などで知られる半藤一利氏と、二・二六事件に材をとった歴史ミステリー『蒲生邸事件』の著者・宮部みゆき氏とが、「日本を変えた昭和の10大事件」を巡って徹底討論!異色の顔合わせは、同じ都立隅田川高校(都立七中)の先輩後輩という間柄から下町育ちのおふたりならではのザックバランな、歴史をネタにしたおしゃべりです。二・二六事件や新憲法発布から、半藤氏が参加しそびれたヘルシンキオリンピック、ゴジラ出現、はては日本最初のストリップショーなど、議論は白熱、紛糾。楽しく読むうちに、「私の10大事件はなにか?」と考えさせられます。【目次】1 昭和金融恐慌2 二・二六事件3 大政翼賛会と三国同盟4 東京裁判と戦後改革5 憲法第九条6 日本初のヌードショー7 金閣寺消失とヘルシンキ・オリンピック挑戦8 第五福竜丸事件と『ゴジラ』9 高度経済成長と事件――公害問題・安保騒動・新幹線開業10 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(宮崎勤事件)