あらすじ年号が明治となり、江戸が東京となる頃、権介は新門辰五郎親分の賭場で坂崎という浪人と知り合う。やがて権介は、坂崎と彼を慕う若い夜鷹の夢路を「爺」の小屋においてもらうことに。だが新門の親分に大きな借りがある坂崎を良く思わない子分たちが小屋に火を放つ。坂崎は刀で突き殺され、夢路は顔に大火傷を負う。その首謀者を調べ上げた権介が刀を手にむかったのは――。