あらすじ歴史家萩原は、丸山真男らに並ぶ教養・学識の深さとともに叙述の美しさで定評がある。1は長らく品切れだった吉野作造賞受賞『馬場辰猪』。知識人の孤独、転向と亡命を描ききった著者会心の第一作。付録としてこれまで未収録の論考も。解説は宮村治雄。