路上で浪人が斬られ、懐には血塗れの「目安」。将軍への訴えとは…?医学所に通う若き御庭番に、八代将軍吉宗から直命!米価高騰に絡む諸悪を暴け。世継ぎ家重の小姓で親友の田沼意次と合力して探索!宮地加門は、八代将軍吉宗直属の御庭番十七家のひとつ宮地家の二代目。将軍家世継ぎ家重の小姓で親友の田沼意次と町を歩いていた。二人の目の前で、追われてきた浪人が追ってきた男に斬りつけられ倒れた。斬った男は逃げたが、加門らは、血で染まった男を助けて近くの医学所へ。瀕死の男の懐には、将軍への訴えを記した、血塗れの“目安”が……。