あらすじ短大を卒業後、実家で花嫁修業をしながら生活を送る里桜。養子の里桜を本当の子供のように育ててくれた両親の愛に応えるように、敷かれたレールを歩いてきた。そんな里桜のもとに、両親が持って来たお見合い話。突然の話に里桜は戸惑い、血の繋がりのない兄・恭助に「お見合いする事になったの」と報告するが、その日から恭助の様子がおかしくなった。ギクシャクする二人の間に、里桜が戸惑ったのもつかの間。ある日、里桜は恭助の部屋で突然抱き締められ、唇を奪われてしまう。「俺は、悪戯でこんな事をしたんじゃない」真剣な瞳で囁く恭助に、里桜の心は激しく揺れて――。…二人の固い絆が紡ぎ出す、甘く切ない「ナイショの恋」の物語。