あらすじたかが掃除、されど掃除――。左の同僚の机、右の同僚の机、あるいは上司や部下の机を見回してみると、彼らの本性や仕事ぶりが滲み出てはいないだろうか。本田宗一郎、松下幸之助ら「日本の名経営者」たちが掃除や整理整頓を大事にしてきたのはなぜか。本書では、こうした歴史的な探究とともに、経営学の分野で2000年前後に起き始めた欧州発の新しい理論に着目し、組織における〈目には見えないけれども大切なこと〉を考察する。