あらすじ生まれた子、生まれなかった子、空に還った子、戻ってきた子……「胎内記憶」研究の産科医が出会った、さまざまな命のかたち。お産は奇跡の宝庫です。「奇跡」の定義が「めったに起きないこと」「常識では考えられないような不思議な出来事」だとすると、お産の「奇跡」は、あえて奇跡とは呼べないほど、しばしば起きています。それは、命の誕生そのものが、ほんとうはすべて奇跡なのだということを意味しているのかもしれません。(はじめにより)産科医療の現場で本当にあった「心温まる奇跡」の物語。