あらすじ傷心を癒やすためしばらく都を離れていた晴明が戻ってくると、都では“闇の陰陽師”黒主によって恐ろしい計画が進められていた。 若くして死んだ親王の怨霊をよみがえらせ、怨霊朝廷を打ち立てて都をのっとろうとするもので、道満は御門を呪いにかけて黒主に協力する。 一方、晴明の母がいる信太の森にも、魔修羅神なる怪しい影がしのびより、危機がせまる――。 少年安倍晴明の成長を描いた長編、凛々しさ際立つ第3巻。