あらすじ羅剛王(らごうおう)との婚礼の儀を控えた冴紗(さしゃ)は悩んでいた。羅剛王は、こんな自分で満足しているのか…と。男でありながら王を護れず、しかも子供も産めぬ。ことあるごとに「おまえは色事にうとい」と言う羅剛のために、冴紗は、せめてもっと房事を学ばなければならないと思い立つ。そんな折、羅剛と冴紗の婚礼で沸き立つ国内の騒ぎに乗じ、隣国が姦計をめぐらせる―――。ふたりの婚礼は、無事に執り行われるのか!? 神官と王のファンタジックラブロマン、シリーズ第三弾。