あらすじ魚津から帰りの車中、見知らぬ老人の口から蜃気楼より不思議な物語が語られる……幻想文学史上に輝く表題作「押絵と旅する男」に加え、乱歩と明智小五郎の人気を不動にした傑作娯楽長編「蜘蛛男」、猟奇の頂点をきわめた「蟲」、他1編を収録。乱歩ワールドの真髄がこの一巻で堪能される。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】