あらすじアイドルを自覚して演じた松田聖子と、唯一無二のアーティスト・中森明菜。二人は相反する思想と戦略で、80年代消費社会を代表するアイドルとなった。商業主義をシビアに貫くレコード会社や芸能プロの思惑が蠢く芸能界で、彼女たちはいかにして生き延びたのか? 彼女たちの個性に触発されて当時最前線にあった作詞家・作曲家たちが生み出した作品たちを論じ、歌番組全盛時代を駆け抜けた二人の歌姫のドラマを描く。2007年に出版された幻冬舎新書「松田聖子と中森明菜」に、1985年以降を大幅加筆した増補版。