パリ社交界のスキャンダルを描いたラクロの古典的名作『危険な関係』を、 この作品をこよなく愛する、さいとうちほが独自の解釈で完全コミカライズ! 「愛して、征服して、捨て去ること」 それは稀代のプレイボーイ、トリスタン・ド・ヴァルモン子爵にとって、 自由を唯一の友とする放蕩者(リベルタン)としての最高のプライド。 そんな彼の甘い罠の標的となったのは、 清純な美少女セシル、敬虔なトゥールベル法院長夫人、 そして盟友でもあるメルトイユ公爵夫人という、 年齢もタイプも異なる3人の女性たちだった。 しかしこの危険なゲームは、次第に彼自身にもその刃を向け始め…? はたしてゲームの勝者は? そして真の勝利とは…? 男と女。愛と自由。欲望と純愛。 現代にも通じる普遍的なテーマが、新たな息吹とともに鮮やかに甦る!