あらすじ関ケ原の合戦に大きく貢献したウイリアム・アダムスは徳川家に召し抱えられた。相模国三浦郡に二百五十石の領地を与えられ、日本人の妻をめとり、三浦按針を名乗ることになる。家臣として家康を支える日々を送るなか、故郷イングランドへの思いは募るが……。三浦按針の数奇な生涯を見事に描き、白石文学の集大成として読み継がれる一冊。