あらすじ三年前、同心の塚越が殺された。塚越は大店を強請って大金をせしめていたが、その事実は封印された。十手持ちの辰三が姿を消して四年。茶問屋の後家が、芝で辰三に二十両を奪われたという。十手を受け継いでいる文治には、同心の栗山を殺した疑いが向けられる。栗山は、塚越の死には裏があると嗅ぎ回っていたのだ。辰三の行方、そしてすべての真相とは!?