あらすじこの物知らずな男のものになりたい慈悲深い領主「花山院様」の庇護の代償は年に一人、娘を差し出すこと――。輝明は幼い妹の身代わりとなり、一回り以上も年上の花山院冬嗣のもとへ。が、初めて見た冬嗣はまるで輝明と同年代のよう。そして初夜、褥の中で硬直するその身を熱く抱き締めてきた冬嗣は「これで、我らは、夫婦だ」と呟くや否や、すやすや。……え、男女の「いろは」はどこへ!? 今までの覚悟は!? 呆気ない顛末に肩すかしを食らう輝明だったが、どうやら冬嗣には並々ならぬ秘密があるようで――?平安☆あやかし恋絵巻!