あらすじ「私は、先生のすべてがほしいんです。他の誰かを見ないでほしいんです」甲田尚臣が聡明で清楚、男性ながら『妻の鑑』とまで評される最首頼久と同棲生活を始めて一年。思春期のような初々しい恋心と成熟した愛の交歓に満ち足りていた二人に突然、甲田の元愛人・由梨子が子供を預かってほしいと依頼してくる。しかもその子ども・宗宏は甲田との子だという。混乱と悲しみの中、それでもかつての自分のようにふるまおうとする頼久だが……。