あらすじ盧溝橋事件以降、支那事変は泥沼化の一途を辿る。一縷の望みであった対米外交交渉は頓挫、日本は勝算なき戦争へと追い詰められていく。その歴史の中における天皇裕仁の深い憂いと日本人の運命を、曇りない筆致で描く。昭和史の核心を理解する上で必読の大河評伝、第五部。