あらすじ殺された父親の跡を継ぎ十手持ちとなったお蝶(ちょう)とその亭主・虎三(とらぞう)。二人のところへ事件の知らせが入った。蔵前の質商・鶴伊勢屋(つるいせや)で店の者が全員毒殺されたというのだ。さまざまな妨害が入りながらも探索を続ける二人だったが、先にはとてつもない「壁」が待っていた。お蝶と虎三は下手人に辿(たど)りつけるか――。骨太の作品で人気の著者、渾身の本格推理時代小説、待望の第2弾。