ただそこにある、余りある愛。
深いです。
絵はどちらかというとシンプルで話も淡々としてはいますが、心に訴えかけてくるものがあります。
所詮は機械。そう思っているのは人間側の方であって、その機械にも感情が芽生えたならば。
愛を持ち合わせたとしても、その愛を与える存在をなくす。
何度となく記憶をリセットされ、中古品として売られる。
存在価値があるだけまだまし、という見方もできますが、ハスキー犬しかり、タピオカしかり。
ブームなるものに躍らされ、大量生産されては廃棄され、いつの時代も同じような繰り返しは続くのだろうな、と、物語とは逸れますが、時代による移り変わりのようにも感じました。
作者の方の他の作品にも共通して言えますが、タイトルが秀逸です。