あらすじ足袋問屋『山木屋』の主人が殺された。三日前に殺された大工の棟梁久兵衛と同じように、襲われたのは、門前仲町の料理屋『登代川』からの帰り道だった。ふたりとも、深川芸者・小美代の馴染みだった。同心・尾上源蔵が調べを進めていると、小美代が何者かに落籍され、吉原に身売りされたという。殺しの陰に隠された大掛かりな謀略を源蔵が暴く!