あらすじ豊かな才能を活(い)かせず、荒(すさ)みがちな源内。思いがけず幕閣の重鎮・田沼意次(たぬまおきつぐ)の知遇(ちぐう)を得て、華やかな檜(ひのき)舞台へ出たが……。技術革新の先駆的人物として脚光を浴びる異能の士を、時代小説の巨匠が活写。