あらすじ推理トリック研究家の久我京介のところへ、女子高生から手紙がとどいた。「父が青酸カリで毒死、警察は自殺と断定しました。でも、わたしには信じられません……」完全な密室、しかもトリックは、久我の本に書かれたとおりだった。――密室、ダイイング・メッセージ、アリバイ。推理小説の三種の神器を駆使した巧妙なトリックの数々を、久我が飄々と解明する!