あらすじ刑事部長・十条丈一郎は捜査を終え、酒を飲みすぎて公園で寝てしまう。気がつくと隣りには外国人男性の病死体があった。さらに脇のバッグからは五百万円が……。事件の鍵を握る人間が次々と消され、捜査は迷宮入りとなる。背後には企業の組織的犯行の臭い。そして暴力団、女殺し屋の存在。国際化・複雑化する現代犯罪の闇を見事に照らし出した本格ハード・サスペンス。