あらすじ夫の二階堂警部と〃奥の細道三百年〃で沸く東北へ旅行を計画していた日美子。友だちの梅枝葉(うめがえよう)が訪れ、娘・真里の安全を占ってほしいという。日美子は、「サンタ芭蕉」というプレゼント企画で、東北旅行に参加する真里をタロットで占ったが、カードは不幸を予言! 芭蕉の足跡を辿る真里たちに魔の手が……。名作『奥の細道殺人事件』と並ぶ、著者会心の長編旅情推理。