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『このミステリーがすごい!』大賞受賞後第一作、文庫化!内閣金融局の秘密部門SIIに所属する二礼茜の仕事は、依頼人の“もっとも大切なもの”と引き換えに、経営危機に直面する会社に対して株取引によって資金作りの協力をすること。新たな依頼主であるバイオベンチャーのエヌメディックは、提携していた大手製薬会社が共同研究から撤退し、銀行から融資引き揚げの通告を受けて窮地に陥っていた。さらには、株価が乱高下したことで内部情報が漏れているのではと噂されていた。茜は、社長の清宮と「インサイダー取引にかかわった人間を特定すること」を条件に、株取引を開始する。しかし、大型株の市場ではヘッジファンドが操る自動売買システムが高速取引で相場を牛耳っていた――。インサイダー情報漏えいの原因を清宮社長が調査するなか、茜は助手の百瀬良太とともに、巨大アルゴリズム取引に挑む!
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あらすじ

『このミステリーがすごい!』大賞受賞後第一作、文庫化!内閣金融局の秘密部門SIIに所属する二礼茜の仕事は、依頼人の“もっとも大切なもの”と引き換えに、経営危機に直面する会社に対して株取引によって資金作りの協力をすること。新たな依頼主であるバイオベンチャーのエヌメディックは、提携していた大手製薬会社が共同研究から撤退し、銀行から融資引き揚げの通告を受けて窮地に陥っていた。さらには、株価が乱高下したことで内部情報が漏れているのではと噂されていた。茜は、社長の清宮と「インサイダー取引にかかわった人間を特定すること」を条件に、株取引を開始する。しかし、大型株の市場ではヘッジファンドが操る自動売買システムが高速取引で相場を牛耳っていた――。インサイダー情報漏えいの原因を清宮社長が調査するなか、茜は助手の百瀬良太とともに、巨大アルゴリズム取引に挑む!

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