鍼灸師の著者が描く、心ほぐれる鍼灸ミステリー、第2弾です!新米鍼灸師の真奈が勤める鷹野鍼灸院は、院長の鷹野が往療に出てばかりで不在が多いため、真奈がひとりで切り盛りしている。小児がん病棟で親子マッサージの講師をすることになった真奈は、病院である出会いをする「二人のクラウン」。往療にやってきた真奈を待っていたのは、事故で四肢の麻痺した男を献身的に介護する妻にモラハラを繰り返す男だった。しかし真奈は次第に違和感を覚え……「坂道に立つ女」。鷹野の師匠であり元義父の法要に参加することになった鷹野と真奈。10年ぶりに参加した鷹野だったが、会食の席で突如住職が倒れ……「師、去りし後」ほか全5話。