上野原動物園では、新しい動物を一般公募で募集することになった。面接官をまかされたギンペーは少々浮かれ気味。どんな動物が来るのか、動物園の仲間たちの話題もそのことでもちきり。応募は誰でも自由というだけあって、ギンペーの隣に住む主婦の猫のミケミや、ギンペーの両親までもが書類を送ってきていた。それを知ったギンペーは、両親に応募を辞退してもらうため実家へ向かうが……(第41話)。▼ロンさんが蒸発してしまってから、リーチは毎日、早く父が見つかるようにとお祈りしていた。ある日、狼のズブさんがロンさんの家に家具の鑑定にやってきた。ズブさんはそこでロンさんの写真を見るが、どこかで見たことがあるような気がしてならない。その帰り、道端でまだ使えそうな椅子を見つけたとき、ズブさんはどこでロンさんを見たか思い出す。ロンさんは浮浪者として路上で生活していたのだ(第47話)。