あらすじ残業のため終電で帰る生活が続いている赤坂俊一は、今日も近道である急な階段を登って、高台にある自宅マンションに向かう。昼なお薄暗く照明設備もないようなその道の終わり近くで、うずくまって泣く若い女を見つけて――。短篇集『怪談』収録作を特別に分冊化。